芥川龍之介先生マンガ記

芥川龍之介先生関連のマンガを掲載しています。見て頂くことと自分の調べ物と両方を目的にしています。

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漢字の表記_02

漢字の表記_01

佐佐木茂索宛“羊羹の礼状”

大正15(1926)年 11月29日 佐佐木茂索宛 羊羹をありがたう(羊羹と書くと何だか羊羹に毛の生へてゐる気がしてならぬ)お手紙もありがたう。君が余り気を使つてくれると、それが反射して苦しくなる事もある。(手紙ばかりならば助かるだけだが)何しろふと出…

森永のケーキを食べる芥川ファミリー

大正十五年末、主人と私と三男也寸志(大正十四年七月生れ)と三人で、私の実家のある鵠沼海岸の東屋旅館に滞在しました。 上の二人の子は田端の家へ残して来ました。五月に入り、也寸志の初節句のため、私は也寸志を連れて田端の家へ一足先に帰りました。…

芥川龍之介は柿が好物

大正12(1923)年 11月2日 下島勲宛 まいどいろいろ頂き有難く存じ候 昨夜のまるめろは酸くして小生の胃にはだめなれど柿は大好物故早速頂戴仕る可く候 即興 草の家に柿十一のゆたかさよ 大正13(1924)年 11月25日 西川英次郎宛 冠省 柿を沢山ありがたうは…

芥川龍之介の好きな食べ物

養父母と伯母が家事全般を扱っていましたので、直接主人の食事のことなどで私が煩わされたことなどありませんでした。 芥川家は皆質素で、一汁一菜式のもののようでした。 主人は鰤の照焼が大好物で、それさえあれば他には何もいらないというほどでした。 外…

芥川龍之介の嫌いな食べ物

風邪をひかないようにといって食べるのですが、主人は「とろろ」の連想が嫌いで、決して食べませんでした。 芥川文著『追想芥川龍之介』より

芥川龍之介の墓_02

主人は何を思ったか突然、お墓のことを話し出しました。 従来の墓石は、細長くて不安定で、台風でも来ると倒れそうなものが多いから、自分のはもっと低くして、どっしりしたもので、風などに吹き飛ばされないようにしたい、と巻紙にうすずみでその大きさを…

芥川龍之介の墓_01

新原得二

異母弟の得二君は、まつたく芥川に似てゐなかつた。日蓮宗に凝り出して、いくぶんファナチックになつてゐたやうだ。「あいつにはかなはん」と芥川はいつてゐた。恒藤恭著『旧友芥川龍之介』より

芥川家の宗旨は日蓮_02

以下、芥川文著『追想芥川龍之介』より抜粋 芥川家の宗旨は日蓮宗でした。私の実家も日蓮宗なので、宗教のことでは、抵抗もなにもありませんでした。 毎年、お会式の日は一家をあげて料理を作ります。 親戚のものも呼ばれてくるし、近所のごく親しい所へもお…

芥川家の宗旨は日蓮_01

お会式 お会式(おえしき)は、宗祖等の命日にあわせて行われる大法会(祭り)である。俳句においては下述の日蓮宗のお会式から秋の季語とされる。(ウィキペディアより) 日蓮宗のお会式 お会式(おえしき)は、日蓮門下の諸派、および日蓮正宗から分派した…

批評家・小宮豊隆と中村孤月

中村孤月は(なかむらこげつ)でいいと思うのですが、確認できなかったのでルビを振りませんでした。

芥川龍之介と横山大観

下島勲のルビ_02

「先生のお名はいさをしでいさをでないこと、今度はじめて知りました。」 との事。 芥川さんも間違えて覚えていたようです。 女子高生二人の掛け合いで漫画を進めてきましたが、僕自身が登場して読書日記みたいにした方がおもしろいのではないか、と思い始め…

下島勲のルビ_01

芥川龍之介と下島勲_03

芥川龍之介と下島勲_02

横山 大観 (よこやま たいかん、正字体:大觀、1868年11月2日(明治元年9月18日) - 1958年(昭和33年)2月26日)は、日本の美術家、日本画家。常陸国水戸(現在の茨城県水戸市下市)出身。近代日本画壇の巨匠であり、今日「朦朧体(もうろうたい)」と呼ば…

芥川龍之介と下島勲_01

沼間 守一(ぬま もりかず) 天保14年12月2日(1844年1月21日) - 明治23年(1890年)5月17日)は、江戸幕臣出身の政治家、ジャーナリスト。雅号・不二峰楼主人、弄花生。 玄関子(げんかんし) 玄関番:玄関にいて来客の取り次ぎをすること。また、その人。…

下島勲宅での出来事_02

このやりとりは、お釣りの話も含め、概ね本の通りです。 年の離れた医者と仲良くしているというのは、何となく面白いです。

下島勲宅での出来事_01

もじもじは僕の創作ではなくて、本のママです。『芥川龍之介の回想』より。 このあと何本か下島勲の話を続けます。

芥川龍之介→下島勲宛書簡

「恰も阿修羅百臂の刀刃一時に便門を裂くが如き目にあひ居り候へば……」 芥川さんは痔まで文芸的に表現してしまいます。 読みにくいのでルビを振ろうと思ったのですが、百臂を「ひゃくひ」と読むのか「ひゃっぴ」と読むのか判断できませんのでしたので、その…

調子はいかがですか?

前回の痔の話の続きです。

芥川の憂鬱

座り仕事の宿命なのか、痔だったようです。書簡などにも何度も痔の話題が出てきますので、繰り返し取りあげようと思います。

文芸的な、余りに文芸的な_04

以上、芥川龍之介『文芸的な、あまりに文芸的な』対、谷崎潤一郎『饒舌録』でした。 『文芸的な、あまりに文芸的な』は、岩波文庫や、青空文庫で読む事ができます。 『饒舌路』は2013年9月6日現在絶版だと思います。僕は何年か前に図書館の全集で読みました…

文芸的な、余りに文芸的な_03

「文芸的な、余りに文芸的な」の中で、芥川は、ちょっと異様だと思えるくらい志賀直哉を押しています。 あと一本続きます。

文芸的な、余りに文芸的な_02

佐藤春夫と谷崎潤一郎の細君譲渡事件についても、いつか漫画にしたいです。このあたりのことは、似たようなやり方で、以前コミックリュウでも描きました。 芥川龍之介VS谷崎潤一郎のtwitter論争は、実現したら本当に面白いと思います。ファンの妄想ですね。

文芸的な、余りに文芸的な_01

谷崎潤一郎の登場です 谷崎 潤一郎(たにざき じゅんいちろう、1886年(明治19年)7月24日 - 1965年(昭和40年)7月30日)は、日本の小説家。明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を続け、国内外でその…

内田百閒・汽車の出来事_05

内田百閒・汽車の出来事_04