芥川龍之介先生マンガ記

芥川龍之介先生関連のマンガを掲載しています。見て頂くことと自分の調べ物と両方を目的にしています。

明治四十二(一九0九)年 芥川道章宛

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修学旅行で日光へ来てゐます、日光の建築は大していゝとは思ひません、
陽明門も一向感じません、唯、杉の並木の青黒い間に朱の門の見えるのは一寸きれいです、明日中禅寺へ向ふ予程、左様なら

芥川龍之介全集』第十七巻 12-13p
岩波書店 1997年発行

芥川先生は大衆的なものや俗っぽいものが嫌いだったのではないかと思います。
と書いて、裏付ける記述がちょっと思い浮かびませんので追々調べていきます。

これまでマンガの中で「芥川さん」と呼んでいたのですが、今回は「芥川先生」に変えてみました。馴れ馴れしいような気がしたのと、調べたりマンガを描いたりする上で距離感を探りたいのが狙いです。また戻すかもしれません。

書簡集より 明治四十二(一九0九)年 山本喜誉司宛

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啓 はるばるの御状しみじみ難有く覚え候、
今四日小生も都に帰り四畳半の小斎に旅塵をはらひつゝ唯今本尊簡を拝読
致し侯、承れば御地に於て"江東男児の面目を御代表"遊さるる由いつにもなき大気焔に恐れ入侯、小生も疲労のなほり次第槍ヶ岳登攀の行に上るべく目下は同行の諸君と共に"江東男児の面目を代表す"べき意気を養ひ居り侯、末ながら大兄の益ゝ〃江東男児の面目を代表せ〃られむこと祈申侯 匆々

芥川龍之介全集 第17巻 12p

忙しいとき以外は、週1-2日回くらいの頻度で更新したいと思っています。(が、続くかどうかわかりません。)

芥川龍之介全集〈第17巻〉書簡1

芥川龍之介全集〈第17巻〉書簡1

 

 

はてなブログに引っ越しをしました


Bloggerからはてなブログに引っ越しをしました。(直接対応していなかったのでFC2経由。)

bloggerはどうも更新しにくかったです。例えば文字を打つと<p>でなく<div>になりました。画像をアップするのもはてなブログの方が便利でした。

ただ、記事をインポートしたところ、カテゴリーが全部消えてしまいました。それなりの記事数がありますので、古い記事を再編集するのは手間がかかりそうです。
古いものはそのままにして、更新していこうと思います。

調べて描いて、原典なども明記する方針ですが、誤りやその他ご指摘などありましたらコメントをくださると嬉しいです。

よろしくお願い致します。