2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
座り仕事の宿命なのか、痔だったようです。書簡などにも何度も痔の話題が出てきますので、繰り返し取りあげようと思います。
以上、芥川龍之介『文芸的な、あまりに文芸的な』対、谷崎潤一郎『饒舌録』でした。 『文芸的な、あまりに文芸的な』は、岩波文庫や、青空文庫で読む事ができます。 『饒舌路』は2013年9月6日現在絶版だと思います。僕は何年か前に図書館の全集で読みました…
「文芸的な、余りに文芸的な」の中で、芥川は、ちょっと異様だと思えるくらい志賀直哉を押しています。 あと一本続きます。
佐藤春夫と谷崎潤一郎の細君譲渡事件についても、いつか漫画にしたいです。このあたりのことは、似たようなやり方で、以前コミックリュウでも描きました。 芥川龍之介VS谷崎潤一郎のtwitter論争は、実現したら本当に面白いと思います。ファンの妄想ですね。
谷崎潤一郎の登場です 谷崎 潤一郎(たにざき じゅんいちろう、1886年(明治19年)7月24日 - 1965年(昭和40年)7月30日)は、日本の小説家。明治末期から第二次世界大戦後の昭和中期まで、戦中・戦後の一時期を除き終生旺盛な執筆活動を続け、国内外でその…
百閒は間が悪かったですね。黙っている芥川さんもどうかと思いますが。 それから、この次の4コマで分かるのですが、この時百閒は芥川夫人とは会わなかったようです。
「白足袋」の説明を例によってウィキペディアから抜粋します。なかなか着物を着る機会などもありませんし、僕は白足袋は七五三の時くらいしか履かなかったかも知れません。 白足袋 白足袋は主として改まった服装の際や慶弔等の行事ごとの際に用いられる。殊…
内田百閒の登場です。 内田百閒 内田 百間(うちだ ひゃっけん、1889年(明治22年)5月29日 - 1971年(昭和46年)4月20日)は、夏目漱石門下の日本の小説家、随筆家。本名は内田 榮造。 戦後は筆名を内田 百閒と改めた(読みは同じ。閒は門構えに月、U+9592…
前回の続きです。 関口安義著『芥川龍之介 戦いの生涯』、それから同著者の『芥川龍之介』より。ちょっと面白い話ですので、是非本を読んでもらいのだけれど、かいつまんで書くと、芥川さんの甥葛巻義敏(姉ヒサの子)から、芥川資料コレクターとして知られ…
出生はひとまず終わりにして、今回から短いネタをやります。
1918年 恒藤恭宛書簡より 伯母彦とは、妙なセンスですね。 フキ伯母のことは、『或る阿呆の一生』の「三 家」にも書いています。『或る阿呆の一生』 三 家 彼は或郊外の二階の部屋に寝起きしてゐた。それは地盤の緩ゆるい為に妙に傾いた二階だつた。 彼の伯…
つまり、姉ヒサとは、別々に暮らしたようです。
点鬼簿死者の姓名を書いた帳面。過去帳。「大辞林より」 一 僕の母は狂人だった。僕は一度も僕の母に母らしい親しみを感じたことはない。僕の母は髪を櫛巻くしまきにし、いつも芝の実家にたった一人坐すわりながら、長煙管ながぎせるですぱすぱ煙草たばこを…
芥川は、この姉のことを『点鬼簿』に書いています。二 僕は一人の姉を持っている。しかしこれは病身ながらも二人の子供の母になっている。僕の「点鬼簿」に加えたいのは勿論もちろんこの姉のことではない。丁度僕の生まれる前に突然夭折ようせつした姉のこと…
芥川文『追想芥川龍之介』より 芥川の七福「フ」が2つ足りませんが、七福と言われていたようです。 そして、芥川夫人の文子さんが入籍して「フ」が増えたりしています。 その辺りのことは本には書かれていないのですが、漫画にはできるかも知れません。 以下…
新原敏三 幕末の動乱を生き抜いた人です。新宿に牧場があったというのは、現代からは想像できませんね。 長州征討長州征討(ちょうしゅうせいとう)は、1860年代に、江戸幕府と毛利氏長州藩の間で2度にわたって行われた戦いである。長州征伐、長州出兵、幕長…
大厄の説明を詳しく書きたかったのですが、適当な資料やウェブサイトが見つからないので、関口安義著『芥川龍之介』から引用します。 「父敏三、四十三歳の後厄、母フク、三十三歳の大厄の年に生まれた龍之介は、当時の風習に従って形式的に捨て児にされ、新…
新原龍之介という名前は、あまり知られていないのではないでしょうか。 11歳で正式に養子に入ったようです。
名付け親は父親だそうです。
芥川龍之介は芥川龍之介が本名僕にとっては芥川龍之介が本名だということは当たり前のことなのですが、友人と話していて(どういうなりゆきかちょっと失念しましたが)、本名だという事を言ったら、驚いていたので漫画にしてみました。 ただ、僕は萩尾望都が…
オチアイとユブネの名前は、特に芥川と関連するような名前ではなく、自分に馴染みのある地名から取り、付けました。 年末までにはそれなりの分量を描いて、多少読み応えのあるものにしたいです。