芥川龍之介先生マンガ記

芥川龍之介先生関連のマンガを掲載しています。見て頂くことと自分の調べ物と両方を目的にしています。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

明治四十二(一九0九)年 芥川道章宛

修学旅行で日光へ来てゐます、日光の建築は大していゝとは思ひません、陽明門も一向感じません、唯、杉の並木の青黒い間に朱の門の見えるのは一寸きれいです、明日中禅寺へ向ふ予程、左様なら 『芥川龍之介全集』第十七巻 12-13p岩波書店 1997年発行 芥…

書簡集より 明治四十二(一九0九)年 山本喜誉司宛

啓 はるばるの御状しみじみ難有く覚え候、今四日小生も都に帰り四畳半の小斎に旅塵をはらひつゝ唯今本尊簡を拝読致し侯、承れば御地に於て"江東男児の面目を御代表"遊さるる由いつにもなき大気焔に恐れ入侯、小生も疲労のなほり次第槍ヶ岳登攀の行に上るべく…

はてなブログに引っ越しをしました

Bloggerからはてなブログに引っ越しをしました。(直接対応していなかったのでFC2経由。) bloggerはどうも更新しにくかったです。例えば文字を打つと<p>でなく<div>になりました。画像をアップするのもはてなブログの方が便利でした。 ただ、記事をインポートし</div>…

書簡集より 明治四十二(一九0九)年 広瀬雄宛

粛啓 御手紙難有奉誦致し候ジャングルブックは嘗て其中の二三を土肥春曙氏の訳したるを読み(少年世界にて)幼き頭脳に小さき勇ましきモングースや狼の子なるモーグリーや椰子の緑葉のかげに眠れる水牛や甘き風と暖なる日光とに溢れたる熱帯の風物の鮮なる印象…