2013-01-01から1年間の記事一覧
宇野浩二著「苦の世界」あとがきを書き出しました。*底本にはルビがあっても、以下のものにはルビがない部分があります。尚、正確な写しではありませんし、誤字脱字があるかも知れません。ご参考程度に。(著作権は失効しています。) あとがき この小説の…
先生の作とよく間違えられる、主人愛用の籐のステッキの鶏頭の握り手は、香取秀真先生ではなく、正彦さんの作です。 芥川文述・中野妙子記「追想芥川龍之介」より
宇野浩二 (うの-こうじ) 1891-1961 大正-昭和時代の小説家。明治24年7月26日生まれ。大正8年「蔵の中」でデビュー。のち「子を貸し屋」などを発表。一時精神に変調をきたしたが,昭和8年「枯木のある風景」で復帰。26年「思ひ川」で読売文学賞。広津和郎とと…
大正15(1926)年 6月30日 小島政二郎宛書簡 冠省御手紙ありがたう。僕目下胃のみならず大腸加太児を起し居り、お医者に相談した所、痔の手術をするにはもつと営養がよくならねは駄目のよし。する時には岩佐病院へ御紹介を願ふべし。兎に角唯今はひよろひよろ…