平井金三先生の英語の授業
明治43年(1910年)9月16日 山本喜誉司宛書簡(月推定)抜萃
水曜日から授業有之、一週独逸語九時間英語七時間と云ふひどいめにあい居候(候:引用元では略字。変換できず。) 教科書はマカウレイのクライブ カーライルのヒーロー ウォーシップ及びホーソーンの十二夜物語の抜萃に御坐候(候:略字)存外平凡なもののやうに候(候:略字)へどもそれを極めて正確に且つ極めて文法的に訳させ候(候:略字)まゝ中々容易な事には無之候(候:略字) 殊にクライブを講ずる平井金三氏の如きはevery bodyを「どの小供でも」と訳を不可とし必ず「小供と云ふ小供は皆」と訳させI have little moneyを「あまり金を持つていない」と訳すを不可とし「金を持つ事少し」と訳させる位に候(候:略字)へば試験の時が思いやられ候(候:略字)
マカウレイ
マカウレイに関してはウィキペディアにも記述がありました。 ちょっと読み方が違いますね。
トーマス・マコーリー(Thomas Babington [or Babbington] Macaulay, 1st Baron Macaulay、1800年10月25日 - 1859年12月28日)は、イギリスの歴史家、詩人ならびに政治家。エディンバラ選出のホイッグ党下院議員だった。ホイッグ史観(現在の視点から過去を判断する態度)を代表する人物であり、マコーリー著『イングランド史』は、今でもイギリスで最も有名な歴史書のひとつである。
クライブは、こちらでしょうか。
印度征略史 原名クライブ公伝 (リプリント日本近代文学)
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