ロマン・ロラン Romain Rolland
1866年1月29日 - 1944年12月30日
フランスの、理想主義的ヒューマニズム - 平和主義 - 反ファシズムの作家。戦争反対を世界に叫び続け、国際的に多くの知友を持った。
代表作 『ジャン・クリストフ』、『ベートーヴェンの生涯』
1915年度のノーベル文学賞も受賞している。
日本人との交流
1918年、成瀬正一が、日本人として初めて、ロランを訪れたと言われる。
1925年、高村光太郎、倉田百三、尾崎喜八、片山敏彦、高田博厚らが『ロマン・ロラン友の会』を作り、一部はロランと文通した。1928年には中村星湖が、1929年には片山敏彦や松尾邦之助が、1930年には片山に連れられた高田博厚が、ヴィルヌーヴのロラン邸を訪ねた。高田は翌年あらためて招かれ、ガンジーに引き合わされた。塑像作りを頼まれた。
1937年、倉田百三の『出家とその弟子』の仏語訳を松尾邦之助らが出版したときは、ロランが序文を寄せた。(みすず書房第3次全集、第43巻に訳文あり)
1971年、仏文学者の宮本正清が『ロマン・ロラン研究所』を設立し、現在に至っている。
ウィキペディアより